予防接種

当院の予防接種について

当院では以下のワクチン接種を行っています。
いずれも、予約制です。ご希望の方はWEB来院予約、もしくは診療時間中にお電話にてご予約ください。

HPVワクチン(子宮頸がん予防ワクチン)

HPV(ヒトパピローマウイルス)と子宮頸がん

HPVワクチン(子宮頸がん予防ワクチン)PIXTA87059766

ヒトパピローマウイルス(HPV)、特にタイプ16、18型HPVウイルスは子宮頸がんの原因ウイルスですが、それ以外でも外陰がん・腟がん、男性も含めた肛門がんや中咽頭がんの主要な原因となっています。

このウイルスは性交渉の際の皮膚と皮膚との接触により感染を生じ、成人女性の40〜60%が感染するとされていますが、ほとんどが一過性感染であり、免疫力があれば70〜80%程度は2年ほどで自然消失すると言われています。

しかし、非常に稀に、持続感染のある場合に子宮の入り口に前癌病変のごく初期のものが生じ、さらに数年から十数年かけて、その中の極一部の病変が進行して上皮内がんから進行癌に進展します。詳しくは当院の”子宮癌検診と前癌病変治療”のページをご覧ください。

残念ながら、感染によって生じた病変およびウイルスを、投薬などの内科的治療で排除する方法は現在のところ確立していません。したがって、HPVに対しては感染予防が大切なポイントとなり、若年者のHPVワクチン接種が勧められます。

HPVワクチン接種について

当院はHPVワクチン接種を積極的に勧めております。

HPVワクチンは2013年1月から定期接種となっていましたが、同年6月より接種勧奨が差し控えられ、それまで70%程度あった接種率がほぼ0%にまで低下してしまいました。しかし、その後の厚生労働省の研究班などの検討により2021年11月から再度、定期接種として勧奨を行うこととなりました。あわせて、2013年から2021年の間に接種機会を逃した方へキャッチアップ接種を2025年3月まで公費で行うことになりました。

HPVワクチン接種後の副反応の詳細については、厚生労働省のワクチン分科会の報告をご覧ください。

このワクチンは男性へも接種 できます。ただし、自費注射となります。ご希望の方は当院の“お問い合わせ”からメールをください。

HPVワクチン接種対象女性の年齢

定期接種対象の女性 小学校6年から高校1年まで(高校1年の3月まで)
キャッチアップ接種対象の女性 1997年4月2日から2006年4月1日の誕生日の女性でHPVワクチン接種を行なっていない方

詳しくは京都市と厚生労働省のHPをご覧ください。

京都市在住の方には2022年5月から2023年3月まで順次個別通知が届きますが、個別通知前でも接種は可能です。全国的にワクチン不足に陥る可能性もありますので、早めに接種されることをお勧めしております。

HPVワクチンの種類と接種回数、持参品、費用

接種回数は3回となります。当院では主にガーダシルを接種しております。

HPVワクチンの種類と接種回数、持参品、費用

  • 新型コロナウイルスワクチンの接種からは2週間の間隔が必要です。
  • 定期接種対象の女性(小学校6年から高校1年)は保護者の同伴と、母子手帳の持参、予診票があれば、持参をお願いします。
  • キャッチアップの対象の女性は、予診票があれば持参してください。(本人の同意のみで接種可能)
  • 費用は無料です。

HPVワクチン接種の実際

受付にて、本人確認ののち、予診票がない場合は当院にて問診票の記入、体温測定、診察室にて、医師の確認の後にワクチンを接種します。接種方法は筋肉注射で、新型コロナワクチンと同様の部位に接種します。

PIXTA 74858515.jpg
接種部位

以前に予防接種にて気分不良となった方は、ベット上で横になった状態で接種も可能ですので、申し出て下さい。
接種後、母子手帳、予診票に接種済みのシールを貼付します。

その後、院内で15分から30分間、安静に待機していただきます。最後に次回のワクチン接種時期を確認していただき、お帰りください。

9価HPVワクチン(シルガード9)について

HPVワクチン(子宮頸がん予防ワクチン)には公費で打つことのできる2価・4価ワクチン以外に、9価のワクチン(シルガード9)があります。

HPVとワクチン

9価HPVワクチンは2014年12月に米国で承認されて以降、現在では世界で80以上の国と地域で承認されています。米国ではすでに11〜12歳の男女に国の正式なワクチンプログラム(定期接種)として接種が推奨され、9〜14歳では2回接種が承認されています。

わが国ではこのワクチンは自費接種となり、他のHPVワクチンと同様に3回接種が必要です。

当院でもこのワクチンを打つことができます。接種希望の方は7日前までに、当院の“お問い合わせ”から“シルガード9接種希望”とのメールをください。

当院の接種価格 1回目は初診料を含め31,000円
2回目、3回目は再診料を含めて30,000円

このワクチンの接種は副作用調査などを目的として、全例登録を行うこととなっております。

接種する方はスマートホンでこのQRコード、またはこちらから“ワクチンQダイアリー”にアクセスして新規登録をしてください。登録が完了したら、登録完了メールが届きます。その後、”接種医による閲覧への同意”のボタンをタップしてください。当日、受診時にスマートホンを忘れずに持参してください。

くわしくはMSDの”ワクチンQダイアリー”のシルガード9 接種希望者来院時の流れ をみてください。

新規登録の方法についてはワクチンQダイアリー新規登録動画 を参考にしてください。

接種2回目からもこの”ワクチンQダイアリー”での手続きが必要ですので、ログイン画面などをスマートホンのwebのお気に入りなどに登録しておいてください。来院されてからの、予診票記入や、接種方法、安静などは4価ワクチン(ガーダシル)と同様です。

麻しん風しん混合ワクチン(MRワクチン)

麻しん風しん混合ワクチン(MRワクチン)

麻疹(はしか)と風疹(三日はしか)を予防するためのワクチンです。

麻疹(はしか)は麻しんウイルスによって起こる感染症で、免疫を持たない人が感染するとほぼ100%発症し、成人では高熱、咳、鼻水、発疹などが出現します。麻しんウイルスは空気感染で、感染力は強く、妊娠中に発症すると、強度の咳のため流産や早産の原因となることがあります。

風疹は風しんウイルスによって生じる感染症で、不顕性感染から発熱、発疹、リンパ節腫脹、風邪症状などを生じることがありますが、症状の幅が広く診断は困難です。妊娠20週までの妊婦さんが感染すると、胎児に難聴、白内障、先天的心疾患、低出生体重などの先天性風しん症候群 が生じる可能性があります。

麻しん風しん混合ワクチン(MRワクチン)は現在、1歳と6歳の2回接種となっていますが、それまでの制度の改変により、成人での抗体保有率が、特に男性(43歳〜60歳)で低くなっています。MRワクチンは、生ワクチンのため、妊娠中は接種できません。

fushinteiki3-2(京都市の成人風しん追加対策のページから).jpg

妊婦健診の際に妊婦さんの風疹抗体価が16倍以下の場合は、夫を含めた同居家族は風疹抗体価を検査し、抗体価が低値の場合は家族にMRワクチンを接種し、家族からの感染を防止する必要があります。

当院では、抗体価の低い妊婦さんには、産後1ヶ月検診時に、MRワクチンを接種しております。皮下注射ですので、新型コロナワクチンと比べ、疼痛はわずかで、発熱などもほとんどありません。

ブライダルチェックや不妊治療検査の際にも風疹抗体価を検査しており、抗体価の低い場合はMRワクチンを接種します。京都市では女性本人と、同居者にもワクチン接種の補助がでます。MRワクチン接種後、2ヶ月の避妊期間が必要です。

また、MRワクチン接種後、他の生ワクチンを接種する場合は27日以上開ける必要があります(他の不活化ワクチンはこの間隔は不要です)。

風疹抗体価検査とMRワクチンの費用については京都市、京都府の公費負担 があります。

インフルエンザワクチン

インフルエンザワクチン

インフルエンザはインフルエンザウイルスによって生じる気道感染症で、冬期に流行します。

ウイルスにはA、B、Cの3型がありますが、季節性インフルエンザはA型とB型が原因となり、数年ごとにその亜型が変化するため、毎年予防対象となるワクチンの種類が微妙に変化します。

症状としては38度以上の発熱、頭痛、全身倦怠感、筋肉痛、関節痛などの全身症状および咳、鼻汁などの強度のかぜ症状がでます。特に、妊娠中に感染すると、自然流産、早産、低出生体重児など重篤な合併症を生じる可能性があります。インフルエンザの予防には一般的なウイルス予防策(マスク、手指消毒、適度な湿度の保持、栄養補給と体力維持、三密をさける)などが有効ですが、それでも感染することもあり、ワクチン接種が必要です。

インフルエンザワクチンは感染予防効果があるとされており、また感染を生じた場合も重症化しにくくなるとされています。

当院では流行期前(10月中旬以降)から希望される妊婦さんとご家族に、防腐剤(エチル水銀)を含まないワクチンシリンジの接種を行なっています。

皮下注射ですので、新型コロナワクチンと比べ、疼痛はわずかで、発熱などもほとんどありません。

13歳以上は1回接種のみで有料となりますが、本数に限りがありますので、早めにご予約ください。

ページ上部へ